2009年02月13日
アニメ製作について
アニメやポーズを作る時に気をつけていること。
気が向いたときに書いていこうかなと思います。
第一回目~
AO用のアニメ、撮影用のポーズ、どちらを作る際にも、気をつけていることのひとつ、
アバターの視線について。
首や頭の固定のことだけではなく、瞳のこと、目線のことです。
視線は、ポインタで自分を指定している状態だと、正面を向いています。
どこかポインタで指定していればそっちを向き、
どこも指定していないと、ポインタの動く方向を見ますが、
一定時間ポインタが動かさないと、正面に戻ります。
基本は正面。
アニメで横を向かせたり、頭を上下させても、視線は基本正面なため、
あごを引き過ぎれば、睨み付け、出し過ぎたり体を反ると、見下し、
どちらも角度がきつくなると白目になります。
これを軽減させるため、瞳のクリエイターさんは、AO対策などとして、
縦長の瞳を作られたりしてますね。
私も普段は、しろうささん(Snow rabbitさん)の縦長の瞳を使っていますが、
アニメ製作中は、同店の100%のまん丸な瞳で作業をします。
ちなみに、スタンドアニメを作るときは、足、腰、上半身、すべての角度を計算した後、
最終的に視線は、5°くらいあごを引いた状態に仕上げています。
真正面だと、なーんかちょっと美しくないんですよね。
かっこよくないと言うか。
(AO無しの状態で立って、自分にポインタ合わせて見ると分かります。)
でもネコAOは、ネコっぽく、ちょっとだけ上目遣いになるよう作りました。
ちなみにネコのスタンド4、伸びをするときは、最初、首を伸ばして
あごを突き出すように首を上に伸ばすイメージでしたが、そうすると目が怖くなるので、
あえて、首を横に振る動きにすることで、回避しました。
問題はここから。
AO用、もしくは直接再生させるものではこうやって作りますが、
ポーズボールに入れて使うタイプは、また作成方法が変わります。
例その1
あお向けで寝るポーズを作る場合。
アバターはそれでも正面を向こうとしますから、
寝るポーズの場合、体を90°後ろに倒しているため、
目は自分の足の方向を見ようと、白目をむいてしまいます。
そのため、寝ているポーズボールを作るときは、
正面を向いて立っている状態のアニメを作って、それをボールに入れた後、
ボールの方を90°倒します。
すると、目線は真上を見ることになります。
うちの商品のフレンズというポーズボールセットは、このように作っているため、
アニメだけを抜き出して再生すると、寝ているポーズなのに立っているという状態になります。

デートスポットにあるような寝ているカップルポーズも、こうやって作ってあるはず。
寝ているポーズは特に、上空にポインタを指定する場所がないと、
ずっと白目むいてますからね。
ムードもへったくれもありません。
例その2
写真は、今は無き粋心SIMに置いていた、某兵隊と見詰め合う少女のポーズ。

このポーズでは、アバターは兵を見上げる姿勢のため、
普通にこのままポーズを作ると、首、頭の角度で斜め上を向かせても、
目線は無理やり正面、兵の胸辺りを見てしまいます。
よって、実際に作成するときは、約30°前に倒したものを作り、
オブジェクトにポーズを設定するときのスクリプトで、30°後ろに戻します。
オブジェクトに座って再生するとわかりやすいです。
左が普通に再生した図、右がオブジェクトに座って、30度後ろに倒した図です。

そうすると、アバターのポーズはプラスマイナス0、視線は上に30°を向きます。
視線はこんな感じで・・

まとめ&応用例
・ピアノを弾くアニメでは、ちゃんと目が鍵盤を見るように90°くらい後ろに倒して。
最終的にはプリムに入れて、プリムを直接編集から傾けるか、スクリプトで角度調節。
・頬杖をついて、考え事をしているように上を見上げるポーズは、
首の角度分+上目遣いにする角度分を後ろに傾けて作る。
最終的にはプリムに入れて、プリムを直接編集から傾けるか、スクリプトで角度調節。
・そのまま再生するタイプやAO用のアニメで、どうしても下を向かせたいときは、
顔があまり見えないくらい早く動かすか、思い切って手で顔を覆うなどして、
目の部分を見えないように作る。
これからポーズとか作ってみようと思ってる方は、良かったら参考になさってくださ~い。
気が向いたときに書いていこうかなと思います。
第一回目~
AO用のアニメ、撮影用のポーズ、どちらを作る際にも、気をつけていることのひとつ、
アバターの視線について。
首や頭の固定のことだけではなく、瞳のこと、目線のことです。
視線は、ポインタで自分を指定している状態だと、正面を向いています。
どこかポインタで指定していればそっちを向き、
どこも指定していないと、ポインタの動く方向を見ますが、
一定時間ポインタが動かさないと、正面に戻ります。
基本は正面。
アニメで横を向かせたり、頭を上下させても、視線は基本正面なため、
あごを引き過ぎれば、睨み付け、出し過ぎたり体を反ると、見下し、
どちらも角度がきつくなると白目になります。
これを軽減させるため、瞳のクリエイターさんは、AO対策などとして、
縦長の瞳を作られたりしてますね。
私も普段は、しろうささん(Snow rabbitさん)の縦長の瞳を使っていますが、
アニメ製作中は、同店の100%のまん丸な瞳で作業をします。
ちなみに、スタンドアニメを作るときは、足、腰、上半身、すべての角度を計算した後、
最終的に視線は、5°くらいあごを引いた状態に仕上げています。
真正面だと、なーんかちょっと美しくないんですよね。
かっこよくないと言うか。
(AO無しの状態で立って、自分にポインタ合わせて見ると分かります。)
でもネコAOは、ネコっぽく、ちょっとだけ上目遣いになるよう作りました。
ちなみにネコのスタンド4、伸びをするときは、最初、首を伸ばして
あごを突き出すように首を上に伸ばすイメージでしたが、そうすると目が怖くなるので、
あえて、首を横に振る動きにすることで、回避しました。
問題はここから。
AO用、もしくは直接再生させるものではこうやって作りますが、
ポーズボールに入れて使うタイプは、また作成方法が変わります。
例その1
あお向けで寝るポーズを作る場合。
アバターはそれでも正面を向こうとしますから、
寝るポーズの場合、体を90°後ろに倒しているため、
目は自分の足の方向を見ようと、白目をむいてしまいます。
そのため、寝ているポーズボールを作るときは、
正面を向いて立っている状態のアニメを作って、それをボールに入れた後、
ボールの方を90°倒します。
すると、目線は真上を見ることになります。
うちの商品のフレンズというポーズボールセットは、このように作っているため、
アニメだけを抜き出して再生すると、寝ているポーズなのに立っているという状態になります。

デートスポットにあるような寝ているカップルポーズも、こうやって作ってあるはず。
寝ているポーズは特に、上空にポインタを指定する場所がないと、
ずっと白目むいてますからね。
ムードもへったくれもありません。
例その2
写真は、今は無き粋心SIMに置いていた、某兵隊と見詰め合う少女のポーズ。

このポーズでは、アバターは兵を見上げる姿勢のため、
普通にこのままポーズを作ると、首、頭の角度で斜め上を向かせても、
目線は無理やり正面、兵の胸辺りを見てしまいます。
よって、実際に作成するときは、約30°前に倒したものを作り、
オブジェクトにポーズを設定するときのスクリプトで、30°後ろに戻します。
オブジェクトに座って再生するとわかりやすいです。
左が普通に再生した図、右がオブジェクトに座って、30度後ろに倒した図です。

そうすると、アバターのポーズはプラスマイナス0、視線は上に30°を向きます。
視線はこんな感じで・・

まとめ&応用例
・ピアノを弾くアニメでは、ちゃんと目が鍵盤を見るように90°くらい後ろに倒して。
最終的にはプリムに入れて、プリムを直接編集から傾けるか、スクリプトで角度調節。
・頬杖をついて、考え事をしているように上を見上げるポーズは、
首の角度分+上目遣いにする角度分を後ろに傾けて作る。
最終的にはプリムに入れて、プリムを直接編集から傾けるか、スクリプトで角度調節。
・そのまま再生するタイプやAO用のアニメで、どうしても下を向かせたいときは、
顔があまり見えないくらい早く動かすか、思い切って手で顔を覆うなどして、
目の部分を見えないように作る。
これからポーズとか作ってみようと思ってる方は、良かったら参考になさってくださ~い。